上達論

巻物

教える側は、数ある項目を一つずつお伝えしていきます。

これは「足し算」的な増加を基準にしています。これを「算術級数的」増加といいます。

⇒例. y=x (1→2→3→4→…)

 

それに対して、実際の上達は「幾何級数的」な増加をしていきます。

これは、上達の要素が「掛け算」になって増加するということです。
上達の要素は数多考えられますが、端的にいくつか上げてみます。

例えば、繰り返し稽古を行う事で身体が小慣れてくるという事、研鑽を積む事で理解が深まる事、深いところまで理解が進むと、ある理論とある理論が底の方で繋がっている事に気づくといった事などです。

身体の熟練
×
理解の深さ
×
相互関連性の理解

 

ただこの場合、最初は思うようトントンとは上がらずゆっくりと進み、終盤になってグワッと伸び上がるようなグラフを描きます。⤴︎

⇒例. y=1.1 (1.1→1.21→1.331→ … →34.0→37.4→41.1 …)

 

 

この教え方(↗︎)と上達曲線(⤴︎)との2つのグラフを比較すると、最初は違いは少ないのですが、中間は最も差が開き、最後には急に色んなことが重なって上達度が伸びていきます。

 

この話はあくまで私の感覚ですが、この例えだと、始めは「なるほど」と理解できていたものが次第に疑問をおびて虚ろになり、ある時を境にいっぺんに連鎖して解ってくることの説明になるのではないかと思います。

 

この話が、皆様の稽古の助力になれば幸いです。

 

 

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