仙心会における「合気」の定義

「合気」の位置付け

私(平田)の師匠である故 森文夫先生は、『潜龍会合気道技法研究ノート ー武術としての合気道技法を求めてー』(web 上で公開) の中で次のように仰っています。

言い切ってしまいますと、狭い意味での技術的な<合気>とは、崩しのことに他なりません。ただし、この<合気>としての崩しは、生の力で引いたり押したりすることで作られる崩しではなく、我知らずにバランスを失っている状態、現在考えられる最も精妙な崩しを指しています。

この「我知らずにバランスを失っている状態」を当会では「合気」状態と位置付け、

技の過程に「合気」状態が含まれるものを「合気技」と呼びます。

 

「呼吸力」について

合気状態の構成要素として”相手と同調して誘導する段階”がありますが、これを「呼吸を合わせる」と表現して、これに関わる先読み・同調・リードする力を「呼吸力」と称します。

この「呼吸力」のみで構成された技を「呼吸技」と呼びます。

 

「丹田」について

ここでは「丹田」を人体構造上の運動基点を示す言葉として用います。

骨格構造上の運動基点は「仙骨」なのですが、人体をテンセグリティ構造(骨格と張力体によって釣り合っている構造)と捉えると、まさに丹田と言われる下腹部あたりに中心を体感できます。

これを基にした運動体系が、ちょうど相撲でまわしを掴む動きや刀を振り上げる動きといった日本の伝統的身体操法に一致します。

これを根拠として、私たちはこの「丹田型」運動体系を合気武術に採用しました。

 

おわりに

私たち仙心会は、日々の稽古と鍛錬によって呼吸力を高め、丹田を強化して、より柔らかく力強い合気を追求することを目標としています。

 

 

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